こんにちは、家計管理で余裕のある暮らしを提案するきょんです!
私は結婚後すぐに家を探し始め、籍を入れて半年後にはマイホームで夫婦での暮らしをスタートさせました。
7〜8箇所物件を見に行った結果、最後に行った物件をそのまま抑えてもらい、購入までとんとん拍子で話が進んでいきました。
私たちが選んだ物件は、中古マンション&フルリノベーションの物件です。
この記事では、リノベーションにかかった費用と内装の決め方、打ち合わせ回数などについて私の実体験をご紹介します。
✔️フルリノベーションの打ち合わせなど実体験レポ
✔️スムーズに打ち合わせを進める方法
✔️予算内に収める為ためのポイント
住宅ローン審査についての体験談を書いた記事もあるので、こちらも良かったらご参考ください。
「住宅ローン本審査1ヶ月前に夫が失職!共働き妻が救った我が家のマイホーム計画」
これからリノベーションを考えている人や、マイホームを購入しようと考えている人参考になれば嬉しいです。
リノベーションどこに頼むか
物件が決まったら、リノベーションをどこの業者に頼むのが良いか検討する必要があります。
私たちの場合、物件購入とリノベーションの会社はセットになっていたため比較したり検討することはできませんでした。
ですが、自分たちがリノベーションを頼む会社を決めることができるのであれば、やはりいくつかの会社を比較し、自分たちに合ったところにお願いするのが良いでしょう。
自分たちが暮らす家を作ってもらうわけですので、信頼できるところにお願いするべきです。
そのため、いくつかの会社から資料請求し、できればイベントに参加したりショールームに行って、全体的な雰囲気を確認しておくのがおすすめです。
社員の方の雰囲気や、問い合わせした時の対応の違いなど、実際に会って見なきゃわからないことも多いので、可能であれば確認しておきたいところです。
まずは資料請求をし、情報を集めたり自分たちのイメージを固めたり、簡単に行動できることから始めてみましょう。
ひかリノベ さんや、リノべる。 さん、グローバルベイス さんなど簡単に資料請求できるので、チェックしてみると良いですよ。内見後のスケジュール
内見に行きその日のうちに「ここがいいです」と購入を決めた私たち。
基本的な物件情報は、以下の通りです。
・中古マンション。
・フルリノベーションが必須(コンクリ剥き出し状態のため)。
・間取りから内装、全て打ち合わせして決めていく。
・費用については予算を伝え、予算内でできそうか確認済み。
内見の時点で室内には何もなく、コンクリートが見えている状態でした。
「ここから自由に間取りと内装を考えていけます」という物件だったため、これが決め手となり即決したような感じです。
早速ですが、私たちの打ち合わせスケジュールはこんな感じでした。
【1回目】
内見時に伝えたイメージから考えてもらった間取りや内装を確認&修正。
【2回目】
キッチンの内装、ベースカラー、取手などの種類。
【3回目】
玄関、床材、洗面所、浴室、トイレ、エアコン位置。
【4回目】
玄関・洗面所・トイレの床タイル、壁紙の種類。
【5回目】
コンセント位置、照明、スタディスペース、カーテンレール。
【6回目】
全ての案の確認、最終費用確認、今後の予定確認。
ということで、私たちは6回の打ち合わせをしたのち、着工へと進んでもらいました。
担当の方は、大体10数回の打ち合わせをしていると言っていたので、私たちはとても少ない打ち合わせで話が進んでいったようです。
・大体2〜3時間ほど。
・1〜2週間後に次の打ち合わせ。
この期間の週末はなるべく予定を入れないようにし、打ち合わせに行けるように仕事のスケジュールも調整していました。
また、打ち合わせに行かない週末は、メーカーさんの展示を見に行ってました。
私の場合、キッチンや洗面所、お風呂などほとんどの主要箇所はリクシルになる予定だったので、リクシルの展示場、タイルの展示、新宿にある壁紙の展示などにいきました。
台所の壁をタイルにするのも良いなと思い、タイルのサンプルも見に行きました。
結果、掃除が大変そうだなと思いやめましたがw
ここで実物を見たり触ったり体験することで、どのタイプのものが良いのかを確認して決め、次の打ち合わせで希望を出すという感じでした。
夫と2人で行ったのは新宿の壁紙だけで、他は私1人で行きました。私が決めてきて良いということでしたし、夫は仕事が多忙の時期だったのでなるべく休日は休んでもらいました。
スムーズに打ち合わせを進めるコツ
マイホーム購入は、多くの人にとって人生で1番高い買い物になるかと思います。
なので、リノベーションとなると後悔しないように、たくさん打ち合わせをしたいという人もいるかと思います。
ですが、1〜2週間の間隔で週末2〜3時間の打ち合わせをするのは、結構疲れます。
そこで、打ち合わせをスムーズに進めるために私たちが意識していたことをご紹介します。
2人の意見は先に共有しておく
私たちが最初に担当の方に話したのは、以下の点です。
・色はウォールナット、ネイビー、グレー、生成りを基準にしたい。
・柄物よりも無地が好み。
・リビングがメインとなる家にしたい。
・個室は2つで収納をつけて欲しい。
・風通しが良い間取りにして欲しい。
これは、私たち夫婦が最初に考えた譲れない希望です。
特にテーマカラーを決めたのは良かったです!これに合わせて全て進めていくので、色決めで悩むことはありませんでした。
2人の理想が「夜のカフェ」というイメージだったこともあり、色を決めるのもスムーズでした。普段から出かけた時に「この店の雰囲気良いね!」など話していたので、イメージの共有もしやすかったです。
打ち合わせで大切なことは、担当者さんとこちら側のお互いのイメージを共有すること、擦り合わせることです。
私たちが話す希望内容に沿って図案を考えてもらうので、伝える技術は大切です。そのため、打ち合わせ前に夫婦での意見は一致させておきました。
また、希望を言っていったらキリがないため、譲れない条件を数点挙げ、さらにスマホでイメージにあった写真を見ながら意見を共有していきました。
「なし」と思ったものはもう見ない
打ち合わせの内容は多岐にわたるため、細かいことも決めていかなければなりません。
例えば、食器棚の取っ手の色やタイプはどれにするか、カーテンレールのデザインはどれがいいか、扉のタイプと持ち手はどれにするかなど、本当に色々なことを決めていきます。
この時の決め方が、担当の方が用意してくれたサンプルやカタログの中から決めるのですが、私たち夫婦はこれを決めるのがめちゃくちゃ早かったみたいですw
カタログはものによってはとても分厚くて、何百ページもありました…。ここから1つに絞るため、カタログを持ち帰って1ヶ月くらいかけて決めてくる人もいるようです。
そんなめんどくさい事はできない!ということで、私たちはこんなやり方で決めていきました。
①とりあえず全てのページを速読で見る。
②見ながら「あり」「なし」の判定を即座につける。
③「あり」に付箋を貼り、最終的に1つに絞る。
私たちはカタログを最初から最後まで見ますが、基本は速読のようにパッと見るだけで判断するようにしていました。
すると、ほとんどのものが「なし」になるのです。ですが、極たまに目を引くものが現れます。
「まった!これチェック!」といった感じで、パパパっとページをめくっていきます。
そうすると、基本的に1桁内に絞り込めることができます。ここから1つ選ぶのはそんなに大変ではありません。
2人で絞ったものを再度よく確認し、「嫌なもの」を除外すると3〜4個くらいになります。残ったものの中で1番好きなものを選ぶ。全てこのやり方で決めていきました。
壁紙は新宿まで行って大きなパネルで何百種類も見ましたが、このやり方だと1時間で決めることができました。お店の人もびっくりしていましたw
テーマカラーやコンセプトを決めておく
夫婦間で、どのような家にしたいかお互いの意見を擦り合わせるのは大事です。
我々の場合、好みが似ていたということもあり、あまり大変な思いはしませんでした。
ですが、具体的にイメージできやすいように、テーマカラーとコンセプトを決めておきました。
・雰囲気は落ち着いた夜のカフェ。白ではなくトーンをおとしたい。
・カラーはウォールナット、ネイビー、グレー、生成りを基本にする。
これだけ最初に決めました。
これを決めておくと、細かいものも決めやすくなりました。
テーマを決められたのは、よく2人で外食をしていたからだとも思います。
大衆居酒屋さんやオシャレなイタリアン、古民家カフェや夜カフェなど、色々なお店でデートを重ねてきました。
その中で「あのお店の内装良かったよね」という感じで、イメージを合わせていきました。
色と全体的な雰囲気、コンセプトを決めておいたことで、ブレることなく話を進めることができました。
リノベーションにかかった費用
今回、コンクリートむき出し状態からのフルリノベーションということで、費用はまぁまぁかかりました。
フルリノベーション合計金額 452万円
本来の標準間取りは3LDKとなっていましたが、2LDKでその分リビングを広くとってもらいました。
内訳を分かる範囲で、簡単にご紹介しましょう。
・断熱工事 650,000円
・室内物干し金物取り付け 13,500円
・特注キッチン 930,000円
・カップボード 350,000円
・洗面台 70,000円
ごく一部ですが、リノベーションにかかった費用の内訳はこんな感じです。
キッチンにはお金をかけました!料理が好きなので、調理しやすいことと収納しやすいこと、立ちたくなるキッチンを目指しました。
リノベーション費用を抑えるためのポイント
リノベーション費用を抑えるためには、事前にしっかりと夫婦で話し合い、優先順位を明確にしておくことが大切です。
ここでは、具体的な方法を3つのポイントに分けて解説します。
譲れないポイントを決める
リノベーションで理想をすべて実現しようとすると、予算オーバーになりがちです。私たちも最初の希望のままだと、予算オーバーとなりました。
打ち合わせの度に、前回までの打ち合わせ内容の図案と資料、見積もりを出してくれるので、それを確認しこちらの意見を伝え、次回までに修正…これを繰り返していきます。
予算オーバーした場合、何を取り除いていくかを決めます。
ここで必要になるのが「譲れないポイント」です。譲れないポイントを明確にしておくと、優先順位がつけられるようになります。
私たちの場合、打ち合わせの初回にも譲れない条件は伝えてありましたが、提案された図案に対して新たに譲れないポイントとなったものがあります。
・キッチンとカップボードは妥協しない。
・天井は高くする。(夫が高身長のため)
・引き込み戸が可能な箇所は、全て引き込み戸にする。
・洗面台は1面鏡でスッキリさせる。
後から生じた細かな譲れないポイントはこのくらいでした。そんなに多くない方かな?と思います。
そして、担当者さんから提案されたことや私たちが希望したものの中から削れるものを探しました。例えば、以下のようなものを妥協し省いてもらいました。
・収納棚(希望していたもの)はなくして良い。
・照明の性能はランクを落としてもいい。
・本棚の扉を無くしオープンタイプにする。
・天井の壁紙は側面のものと同じにしても良い。
他にも細かい部分で「こっちにして良いですよー」という感じで、妥協できるポイントを探して予算内に収めていきました。
主に大きな削減となったのが、上記で書いたものです。
DIYや既製品を活用する
リノベーションの一部をDIYで自分たちで賄ったり、市販のものを活用することで、大幅に費用を削減することが可能です。
私たちの場合、上記でもご紹介しましたが収納棚や本棚の扉の削減が大きなポイントとなりました。
収納棚の設置を希望していたスペースがあったのですが、見積書を確認すると、ここだけで40万円ほど使っていました。
このスペースは、後から自分たちが好きなように収納ボックスを置いたり、違う活用方法をとることもできるなと思い、思い切って省いてもらいました。
本棚の扉についても、約20万円の大きな削減となりました!
収納棚もそうですが、扉にガラスが使われていることが多いため、こういったものを省くと予算が大きく下がることがあるみたいです。
私たちはDIYはしないので、活用するとしたら市販のものになりますが、ニトリや無印など安価で収納用品は手に入るので、これらで十分代用できます。
逆に、最初の案のまま収納棚を作ってもらっていたら、移動することができずこのスペースの使い方が固定されてしまっていたはずです。
今の方が自由度が高く、夫婦2人だけの時は特に収納棚も置かずにオープンスペースとなっていましたし、娘ができた今は娘の洋服を収納するスペースとして活用しています。
いつもと違う金額に惑わされない
リノベーションの打ち合わせをしていくと、出てくる値段の単位は◯◯万円と、基本が万単位になります。
キッチンで100万円以上の話をした後に、8万円の扉の話をしていると不思議と安く感じてしまい疑問を持ちません。
でも、8万円は大きなお金ですよね?
扉が5箇所だったら、8万円×5箇所で40万円になります。
土地や家、リノベーションという大きな金額が出てくる話をしていると、普段とは違う金銭感覚に陥りがちです。
この感覚に惑わされることなく、1つずつ適正な金額化へと確認していくことが大切です。
扉の値段が5万円や4万円などに抑えられたら、トータル金額も変わってきます。
打ち合わせに疲れてくると面倒になってしまい、もう良いやという感覚で決めてしまいそうになりますが、後々後悔しないためにもしっかりと1つずつの金額を確認し、値段を抑えられそうな箇所を見つけていくことが大切です。
ちなみに、私たちの担当者さんたちは高いものを勧めてくるということはありませんでした。むしろ「同じ色の雰囲気なら、こちらの方が安く抑えられます」と教えてくれる人だったので、とても助かりました。
費用を抑え理想の住まいを手に入れる
リノベーションは人生の中でも費用がかかる大きなイベントごとですが、計画的に進めることでコストを抑えつつ、納得して理想の住まいを実現することが可能です。
まずは優先順位や譲れないポイントを明確にしておきましょう。これは、夫婦で話し合って共有しておくことも大切です。
譲れないポイントが分かれば、自然と妥協できる部分も見えてきます。
また、すべてを作ってもらうと予算が高くなりがちなので、DIYや既製品を活用してコストダウンを図ることもおすすめです。
話を進めていくうちに、イメージと希望が大きくなりますし、値段が高い話ばかりしているので金銭感覚もいつもとは違ってきます。惑わされることなく、いつもの買い物と同じように「これは本当に必要なものかな?」という感覚を持って、話を進めていくことが重要です。
予算オーバーすると、後で困るのは自分たちです。未来の自分たちのために購入する夢のマイホームですから、予算内に収めることは大切にしておきましょう!