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マイホーム購入

住宅ローン本審査1ヶ月前に夫が失職!共働き妻が救った我が家のマイホーム計画

こんにちは、家計管理で余裕のある暮らしを提案するきょんです!

結婚後すぐに理想のマイホームを見つけ、住宅ローン審査を控えていた矢先に起きた夫の突然の失職。

それでも諦めなかった私たち夫婦が、どのように住宅ローン審査を乗り越えマイホームを手に入れたのか。

この経験を通じて得た教訓や対策を、まとめてご紹介します。

この記事で分かること

✔️購入物件を決めた理由

✔️私学の非常勤講師で住宅ローンが通った理由

✔️住宅ローンに通る為に意識すること

これからマイホームを探そうとしている人や住宅ローンを考えている人にとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

物件探しから住宅ローン審査直前まで

私たちは結婚前から1DKの賃貸で暮らしていましたが、結婚後割りとすぐに家を探し始めました。

家を購入しようとした理由は以下の3点です。

・お互い全国転勤のない仕事だから
・住みたい地域が決まっていたから
・お互い賃貸よりも購入に前向きだったから

賃貸で暮らしていた地域の割とすぐ近くに、穏やかで暮らしやすそうな地域がありました。

交通の便でも不自由しなさそうで、この辺りに住みたいねと話してからは、じゃあ家探ししようかと、トントン拍子で話がすすんでいきました。

マイホームは中古マンションのリノベーション物件に

マイホーム探しを始めて、お互いどんな家に住みたいかを考え始めました。

共通していた条件は、以下の5点です。

・駅から徒歩10分以内
・ハザードマップで見て危なくない地域
・静かなところ
・一軒家よりもマンションが良い
・風通しが良い

「後は見ていかなきゃ分からない!」といことで、とりあえず内見に何回か行きました。

とは言っても、全部で見たのは7〜8軒だったかと思います。

最後に見た物件で「ここにしよう」とお互い即決で一致しました。

それが、中古マンションで内装は好きなようにリノベーションできる物件でした。

ときめかなかった新築マンション

内見に行った際、3軒ほど新築マンションも見に行きました。

見にいく前はワクワクしていたのですが、見終わった後の感想は「まぁここではないかな」でした。

私たちが新築マンションにときめかなかった理由は、以下の点です。

・間取りがほとんど一緒で、どこも一緒に見えた。
・あまり広くないと思ってしまった。
・新築ってだけで高い。

内装も綺麗で素敵なインテリアも展示してあり、きっとたくさんの人がワクワクするのだろうけど、私たち夫婦は見学してもピンときませんでした。

どの新築マンションを見ても「ここで暮らす」ということを、リアルに想像することができなかったんですよね…。

これは少数派なのかなと思うのですが、私たちが住んだ瞬間から新築じゃなくなるんだよね?と思うと、あまり新築に魅力を感じなくなってしまいました。

内装もほとんど一緒なのも、見ていて飽きてしまったのも原因かもしれません。

内見していて「広いリビングがいいよね」という共通の希望も出てきました。
新築マンションは、あまり変わり映えのない間取りが多くて、理想のリビングにも出会えなかったのも大きなポイントでした。

中古マンションのリノベーションに決めた理由

最後に見に行った物件は、敷地から気に入りました。

静かな環境で緑が多く、鳥や虫の声が聞こえたからです。

内見したのは、リノベーション済みの部屋とリノベーションはまだしていなく、基礎のないコンクリート剥き出しの部屋です。

リノベーション済みの部屋を見た時は、ちょっといいかもと思ったくらいで、ここにしようとは思いませんでした。

でも、コンクリート剥き出しの部屋を見た時に、夫と目を合わせ「ここじゃない?」となりました。

お互いピンときたんです!その理由は以下の点です。

・窓からの景色が良かった。
・お互いの条件を満たしていた。
・部屋数含め、相談しながら自由に間取りを考えられる点。

2人が挙げていた条件をクリアしていたのは大きかったです。

最大の理由は、部屋数含め、相談しながら自由に間取りを考えられるという点です。

いくつか物件を見て2人で話していたことは「部屋数少なくてもいいから、大きなリビングがいいね。」ということでした。

部屋にいる時間よりも、自然に家族がリビングに集まってしまうような家にしたかったのです。

そのことを担当者さんに相談すると、その他の要望や理想も聞いてくれて「ご希望を元に間取りの案を考えてきますよ!」と言ってもらえたのです。

理想の間取りの家を見つけるよりも、一緒に考えて作ってもらう方がいい!と、私たちの意見も一致したので、内見してそのまま「ここにしたいです」と話を進めることになりました。

お互いの価値観が近いこともあり、ピンときたポイントも一緒でした。
希望の条件も事前に話し合っていたこともあり、決まるのも早かったです。

間取りや内装決めの打ち合わせ

マンションを決めた後は、担当者の方と打ち合わせを複数回重ねて、希望の間取りや内装を決めていきました。

スケジュールや費用については、下記の記事にて詳しく紹介していますので、こちらをご参考ください。

リノベーション費用はいくら?内見後のスケジュールと実際のコストを公開!

予想外のトラブル!夫の失職

マンション購入が決まり、リノベーションについても打ち合わせを重ね、希望の間取りや内装が決定しました。

リフォーム作業もスタートし、来月には住宅ローンの本審査という時に、なんと夫が仕事を失ってしまいました。青天の霹靂すぎてびっくりしました。

ここでは住宅ローン審査をどう乗り越えたのかについて、ご紹介していきます。

住宅ローン審査の流れ

住宅ローン審査を受ける際、事前審査と本審査があります。

事前審査では下記のような点が見られているようです。

・完済時年齢
・健康状態
・借入時年齢
・担保評価
・勤続年数
・連帯保証
・返済負担率
・年収

参考;住宅ローンの事前審査・仮審査とは?落ちるのはどんなケース?元銀行員FPが解説!

住宅ローンは、夫1人が請け負う予定で考えていました。

夫は学生の頃借りていた奨学金がありましたが、返済をすでに済ませていました。その他では借金をしたこともなく、健康状態や勤務年数なども問題なかったので特に心配はしていませんでした。

予定通り、事前審査は無事通り、次の本審査が5月になるということを聞いていました。

本審査も大丈夫だろうと、安心していたのですが…4月27日、夫は仕事を失ってしまいました。

夫が仕事を失ったことについては、こちらの記事よりご確認ください。

話し合った結果、私でローンを組むことに

今後の生活については、まとまった貯金があったので心配しなかったのですが…問題は住宅ローンの本審査です。

5月の状況で本審査となると、間違いなく夫は審査を通ることができません。となると、このマンションを諦めることになる…あんなに打ち合わせしてきたのに…。

いやいや、諦めることはできない!ということで、すぐに担当者さんに連絡しました。

夫の仕事がなくなってしまった経緯を説明すると、「そんなことあるんですか!?」ととても驚いていました

とりあえず、私たちに残された道は3つでした。

・住宅ローンは私で組む。

・住宅ローンを私の父で組む。

・この家を諦める。

すでに手付金も200万円支払っていて、リフォーム工事も始まっている状態だったので、家を諦めることは考えませんでした。

また、夫は母子家庭のため義母に頼むことも出来ません。したくありません。

となると、私がローンを組む!私でダメだったら私の父の名義で組む!という選択肢でした。

まずは自分だろう!ということで、早速私で住宅ローン手続きを進めてもらいました。

非常勤講師でも住宅ローン審査は通るのか?

私で住宅ローンを組もうと決めたはいいものの、問題は審査に通ることができるかどうかです。

ちなみに、私のその当時の仕事や金銭状況などはこんな感じでした。

・29歳、私学の非常勤講師3年目。
・それまでは公立学校で非常勤講師or臨時適任用職員。
・借金はしたことない。
・カード払いで滞納したこともない。
・健康状態良好。
・銀行残高500万円以上。

気になったのは非常勤講師…毎月の給与、社会保障あり、賞与は年2回と、悪くない条件で働けていましたが、正規雇用ではないため心配でした。

ですが、それ以外は良好の状態です。この状態で果たして住宅ローンは組めるのか?

結果は、事前審査合格!そして本審査もそのまま合格することができました!

そのため、今我々家族が住んでいるこの家は、私が住宅ローンの名義人となっています。

担当者の方には「学校法人は審査に強いですよ!」と言われていたので、いけるかなと期待もしていましたが、非常勤という状態でも審査が通ってびっくりしました。

銀行残高もある程度まとまってあったのも良かったのかもしれません。

住宅ローン審査に通るためにできること

私の経験談にはなりますが、29歳、私学の非常勤講師という立場でも住宅ローン審査に通ることができました。

住宅ローン審査に通るためには、審査直前の状態を良くしておくだけではうまくいきません。

ある程度長い期間、お金に関して良い状況を作っておくことが必要です。私の良かった点は、以下の通りです。

・私学の非常勤講師であっても、社会保障や賞与など待遇がしっかりしていた。
・以前の仕事も公立の学校教員であり、信頼度が高かった。
・クレジットカードの返済遅延など、マイナスとなることは一切なかった。
・銀行の残高が29歳で500万円以上あった。
・健康に問題なかった。

ほとんどの金融機関では、80歳未満で完済できるかどうかが基準となっているようなので、ローンを組む年齢も大切ですね。

クレジットカードの返済遅延など、やったことある人もいるのではないでしょうか?1回の遅延でダメになることはないと思いますが、頻繁に遅延している人は審査が通らないこともあるかもしれません。

住宅ローンをいつ組むことになるのか、それは分かりませんが、いつ審査になっても大丈夫なように、普段からお金の管理や支払いについてはしっかり行っておくことが大切です。

マイホーム購入の為には

今回、夫が住宅ローン審査の1ヶ月前に失職するという予期せぬ出来事に直面しましたが、諦めず私でローン審査に挑んだところ、無事にマイホームを手に入れることができました。

共働きであったこと、私自身の貯金や収入があったことが大きな助けとなり、金融機関からの信頼を得ることができました。

普段からお金に関してはだらしない行動を取らないこと、家計管理や将来のリスクに備えることの重要性を改めて実感しました。

私のような経験をする人は少ないとは思いますが、予測できない事態に備える為にも、理想のマイホーム購入のためも、普段からしっかりとお金を管理しておくことをお勧めします。