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不妊治療

2人目不妊治療の記録⑤│2回目の移植!その後の過ごし方と妊娠判定まで

こんにちは、きょんです。

このブログでは主に家計管理について色々と紹介していますが、最近は不妊治療もしているため、不妊治療にかかるリアルな費用もご紹介していっています。

2人目不妊治療でクリニックに通っているのですが、1回目の結果は、体外受精の移植が成功し妊娠したのですが、妊娠7週で流産してしまいました。

1回目の移植や流産、費用についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
2人目不妊治療の記録① 体外受精で2人目希望の37歳

そして前回の記事では、血液検査の結果と2回目の移植に向けて動き出したことを書きました。流産の原因と考えられる因子も分かったので、今回は流産対策をしながらの移植となります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2人目不妊治療の記録④│子宮鏡検査をして次回いよいよ2回目の移植

この記事では、2回目の体外受精(胚移植)の流れと、判定日までの過ごし方や気持ちの変化、そして実際にかかった費用の詳細についてまとめています。

また、今回は移植の4日前からスタートした自己注射(プロゲステロン皮下注射)についてもお話しします。

不妊治療をしている方にとって、次に何が起こるのか、どれくらいお金がかかるのか、そしてどんな気持ちでその期間を過ごしているのか…気になることがたくさんあると思います。

同じように悩んだり、治療をがんばっている方に、少しでも参考になる内容となればうれしいです。

2回目の胚移植、今回はどうだった?

2回目の胚移植やってきました!胚移植自体は、長女の時を含めて3回目となります。

当日の流れや胚のグレード、医師とのやり取り、処方された薬の違いなど、今回はじめての方にもわかりやすいように詳しくお伝えします。

痛いのかな…とか気になること色々ありますよね。不安もあると思います。
私の体験談がちょっとでも参考になれば嬉しいです。

移植当日の流れと胚のグレード

移植当日は15時に病院へ到着しました。以下が当日の主な動きです。

時間 内容
15:00 病院に到着
15:10 着替えて待機
15:40 順番が来て移植スタート
15:50 着替え・帰り支度
16:00 お会計をして帰宅

早めに行ったつもりだったのですが、すでに他の移植予定の方が並んでおり、私は5番目。

受付を済ませたら名前などの確認を複数重ね、ロッカーに移り着替えて待機となります。

病院の中では下着を脱いだ状態で待機するため、ズボンよりもロングスカートやワンピースで行くのがおすすめです。タオルを巻いて待つ必要もなく、気持ち的にもゆったりと過ごせます。

順番が来るまではベッドで座って20分ほど待機し、いよいよ自分の番へ。

移植の処置自体はわずか5分ほどで終わりました。痛みもほとんどなく、リラックスして受けることができます。

超音波で子宮の中を確認しながら行うため、当日は水を飲んで膀胱に尿をためた状態で来るよう指示がありました。私はトイレを我慢しつつ、指定通りに臨みました。

使用した胚は、グレードBBです。4年前に凍結保存していた受精卵を使っています。気持ちとしては「おかえりー(^^)」という穏やかな気持ちでした。

処置が終わるとそのままお会計へ。支払いを完了して、この日は終了となりました。

前回との違いや医師からの説明

今回の移植で新しく取り入れたのが2点あります。

ひとつは、NK細胞の活性を抑えるための薬が追加処方されたこと。前回の結果をふまえた処方で、毎日欠かさず服用しています。

もうひとつは、プロゲステロン皮下注射を移植の4日前から自己注射していることです。

これは黄体ホルモンの補充を目的とした治療で、後ほど詳しく体験談を紹介しますが、何度やっても自己注射はちょっと緊張します。

医師からは特に大きな変更点や注意事項の説明はありませんでしたが、「今回も一緒に頑張りましょう」という優しくあたたかい言葉をかけてくださり、安心して治療に臨むことができました。

もっとじっくりと話したり向き合ってほしいという方もいるかもしれませんが、不妊治療のクリニックは本当に混んでいることが多く、どうしても時間を取れない先生も多いと思います。

なので、ちょっとした一言でも労いの言葉をかけてくださったり、笑顔を向けてくれるだけで私は十分ありがたいなぁと思っています(^^)

今回のお会計金額

今回は移植で通院しましたが、お会計で支払った金額は以下のとおりです。

再診療 ¥2,200
移植費用 ¥165,000

合計 16,7200円

前回と同じ金額となりました。

予算のことを考えても、今回がもしダメになったとしたら後一回くらいしかチャレンジできないかなと考えています。

自己注射(プロゲステロン皮下注射)の体験談

今回の移植では、移植の4日前から毎晩1回、プロゲステロンの皮下注射を自己注射で行うようになりました。

自己注射自体はこれが初めてではなく、過去にも妊娠後の黄体ホルモン補充や採卵前の治療で経験があります。

とはいえ、何度やっていても「慣れた」や「平気!余裕!」とはなりません💦

注射針をお腹に刺す瞬間は毎回ビクビクしてしまいますし、自己管理の大変さや、心身への負担は少なからずあります。

ここでは、そんな自己注射のリアルな体験をお伝えしたいと思います。

いつから始めて、どのくらい打っている?

今回の自己注射は、移植の4日前からスタートしました。

1日1回、毎晩ある程度決まった時間に自分でお腹に注射をしています。

妊娠してもしばらくは続けることになるそうで、看護師さんに確認したところ、「おそらく1〜2ヶ月は継続」とのこと。

「いつ終わるのか分からない…」という不安はありますが、無事に妊娠を継続・出産するための大事なステップだと思い、日々こなしています。

自己注射が終わったときに、何日間打っていたのか改めてご紹介しますね!

注射針を刺すのは慣れても怖い

自己注射には慣れてきてはいるものの、針を刺す瞬間だけはやっぱり怖いです。

先端恐怖症でもないし、注射が極端に苦手というわけでもないのですが、刺す時に一瞬「チクッ」と痛みがあり、ビビってしまうのが正直なところです💦

しかも、日を追うごとに打つ箇所が痛みやすくなり、しこりや内出血ができることもあります。毎回打つ位置を変えるように工夫していますが、血液が逆流してきたり、皮膚が炎症を起こしたりすることもあり、憂鬱になる日もあります。

薬を注入するときも、初日こそ痛くなかったのですが、数日続けていると体に薬を入れる間もじわじわ痛くなってくるため、なるべくゆっくりゆっくり押し出すようにしています。

また、注射を打った直後にシャワーを浴びると、シャワーの水圧で痛みを感じることがあったので、今はシャワー後に注射をするようにもしています。前日の注射部分に関しては、シャワーが当たっても痛くなかったですよ!

今3週間ちょっと打ち続けていますが、正直お腹はアザでいっぱいです💦

私なりの工夫と収納・管理方法

痛みを少しでも軽減させるために、針を刺すためにお腹をつまむ時に、爪を立てて強めにつまむようにしています。こうすると、痛みが分散して少しラクになります。

また、アンプルから薬液を吸い上げたり、針を交換したり、空気を抜いたり…という手順にも今では慣れてきました。最初は説明書とにらめっこでしたが、3〜4日もすればスムーズにこなせるようになりました。

ただ、注射針・シリンジ・アンプルなど道具が多くてかさばるため、保管方法にはかなり悩みました。

私は、無印良品の引き出しを使ってそれぞれのパーツを仕切って保管し、残りの数も管理しやすいようにしています。

この引き出しは長女の手が届かない場所に設置して、安全面にも配慮しています。毎日使うものなので、取り出しやすさと安全性の両立が意外と大変でした。

しんどいけれど続けたい理由

自己注射は、正直なところ楽ではありません

毎日、身体的にも精神的にも小さな負担が積み重なる感覚があります。

でも、それでも続けられるのは、「無事に妊娠・出産したい」という思いの方が強いからです。

毎晩の注射が終わると、夫が「今日もお疲れさま」と声をかけてくれます。たった一言ですが、その言葉に救われる日も少なくありません。

本当にちょっとした一言でいいんです。これだけで大分がんばれます(^^)

判定日までの過ごし方と気持ちの変化

2回目の移植を終えてから妊娠判定までは、特別なことをするのではなく、いつも通りの日常を意識的に過ごすようにしていました。

不安な気持ちを無理に抑えるのではなく、考えすぎないように、自然体で。

仕事や育児に追われながらも、自分なりにできることを意識しながら、毎日を丁寧に過ごしました。

体調の変化や気をつけたこと

平日は仕事、帰宅後は家事と育児に追われていたこともあり、判定日までは特に「何かを控える」「何かを始める」といった特別なことはしませんでした。

土日は家族3人で買い物に出かけたり、公園で遊んだりと、ごく普通の過ごし方。15kg娘を抱っこもしますし、走って追いかけっこもしています。

ただし、意識したのは「しっかりご飯を食べて、しっかり寝る」ことです。

食事は量を増やすというよりも、バランスの良いものを適量食べるように心がけました。

また、前回の移植時には「1日1杯なら大丈夫」と思っていたカフェインも、今回は完全にカット。流産との因果関係はないかもしれませんが、今回はディカフェに切り替えることで、少しでも自分の納得感につなげました。

処方薬と併せて、葉酸サプリメントは毎日継続。妊娠初期のためというより、「自分にできることをしておきたい」という気持ちから、無理なく続けています。


ファンケル(FANCL)のサプリを飲んでいるのですが、これは1人目の娘を出産した病院でサンプルをもらったことをきっかけに選んでいます。

1つだけ気になった謎の症状

判定日の前日に、ちょっとした変化がありました。いまだに謎なのですが…。

夫の飲み物をひと口もらった際、喉の奥にスースーするような違和感を感じたのです。まるでキシリトールのような、清涼感のある刺激です。

「これ、何か入ってる?」と思わず夫に聞いたほどです。

ネットで調べてみると、「逆流性食道炎」などが出てきて少し心配にもなりましたが、とくに思い当たる原因もなく、夫と“つわりの始まりだったりして!?”と、笑い話のように話す時間が救いにもなりました。

結局次の日にはもう感じなくなり、体調にも変化はありませんでした。謎現象です笑

とはいえ、心の奥にはプレッシャーもありました。

今回の移植で使った胚は、残っていた受精卵のうちのひとつ。残りはあと1つだけです。

「もし今回もうまくいかなかったら、次が本当にラストかもしれない」

そう思うと不安になってしまうので、あえて深く考えすぎないようにして、忙しくすることで気持ちを切り替えるよう努めました。

“いつも通りに過ごす”というのは簡単なようでいて、実はとても難しいです。時間ができるとつい考えてしまうので、考えないで済むように予定を入れる、タスクをこなすことに集中していましたね。

妊娠判定の結果と当日の様子

妊娠判定の日は、不妊治療をしている方にとって、喜びと不安が入り混じる特別な日。

今回私は、フライング検査をせずに、採血の結果だけを信じて待つことにしました。

結果が出るまでの時間や、病院での対応、そして伝えられた結果とこれからの予定について、記録として残しておきます。

フライング検査しなかったの初めてです!よく我慢できたなと思います笑

病院での診察の流れと伝えられた内容

今回、妊娠検査薬を使った“フライング検査”はあえてしませんでした。

「検査薬も安くないし…」と思ったのも理由のひとつですが、何より「結果をちゃんと病院で聞こう」と気持ちを決めていたからです。

妊娠判定は、まずは判定日前日に採血を行い、翌日に結果を聞きに行く流れとなります。

このため、2日連続で仕事を調整する必要がありました。職場には理解を得ているとはいえ、やっぱり申し訳なさを感じてしまって、心の中では「みんなごめんね…」と思ってしまいます。

採血はもう慣れたものです!初日の処置はそれだけだったので、病院滞在時間はわずか15分ほどで済みました。

そして翌日、いよいよ結果を聞く日。

「妊娠されています。おめでとうございます」

そう伝えられたときの喜びは、言葉にならないものでした。本当に嬉しかった。というより一安心したって感じですね💦第一関門突破という感じです。

気持ちの整理と今後について

妊娠が分かったのは嬉しいこと。でも、同時に思ったのは、「もう絶対に流産したくない」という強い気持ちでした。

前回の経験があるからこそ、赤ちゃんを守りたい、自分の体をもっと大事にしたいという思いが自然と込み上げてきました。

その場で今後の治療スケジュールについても説明がありました。

現在服用しているNK細胞の働きを抑える薬に加えて、イントラリポスという点滴治療が新たに加わることになりました。

点滴は1回3時間ほどかかるそうです。最初の点滴は、妊娠4週5日に受けることが決定しました。3時間の点滴となるので、仕事は丸1日休む必要がありますね。

さらに、妊娠5週5日に診察の予定も入りました。そこで胎嚢が確認、できれば心拍も確認できるかもということでした。

この先もまだまだ不安は尽きませんが、ひとつひとつ丁寧に、確実に進めていきたいと思っています!

妊娠判定2日間でかかった費用はこちら

採血する日にかかった費用は以下のとおりです。

再診療 ¥2,200
妊娠判定(採血) ¥7,700

合計 9,900円

採血だけですが、お会計は約1万円です。

そして、翌日の妊娠陽性を受けた日のお会計は以下のとおりです。薬や注射は12日分の処方となっています。

再診療 ¥2,200
プロギノーバ ¥5,500
プロゲスタン膣錠 ¥28,800
デュファストン ¥3,600
バイアスピリン錠 ¥1,000
バイアスピリン ¥1,200
タクロリムス ¥20,400
プロゲステロン皮下注射 ¥30,000
消毒用アルコール綿 ¥240

合計 91,940円

やっぱり高いですねー💦12日分の処方なのでしょうがないですが、どんどんお金がなくなっていきます💦

2回目の移植でかかった費用まとめ

体外受精は、1回ごとの金額がとても大きくなりがちです。

今回は2回目の移植でしたが、2回目の移植スタートから今回までで、どのくらいのお金がかかっているのか一覧にまとめてみました。

日付・タイミング 内容 金額(税込)
診察・採血検査 流産の原因探るための採血検査 66,650円
移植に向けて・追加検査 移植に向けて準備・追加の血液検査の実施 46,440円
子宮鏡検査 子宮鏡検査・薬の処方 137,250円
移植日 胚移植 167,200円
判定日前日 採血 9,900円
妊娠判定日 薬と注射の処方 91,940円
合計 519,380円

また、これとは別に残った受精卵の延長手続きも4月の終わりにしています。これは2個分で110,000円かかりました。

そのため、4月〜6月にかけて不妊治療費用として629,380円すでに支払っています。

…きついです💦まぁでもこればっかりは本当にしょうがないです💦割り切るしかないです💦

こういう時のために貯金してたんだし!人生の優先順位で考えたら2人目を授かりたいという願いは強いので、必要な支払いだとは思っています。割り切ろう!

まとめ|2回目の移植を終えて思うこと

2回目の体外受精は、1回目の経験があったからこそ少し落ち着いて臨めた一方で、「次がラストかもしれない」というプレッシャーや、自己注射の不安やストレス、金銭的な負担など、やはり簡単なものではありませんでした。

それでも、「妊娠しています」という言葉を聞けた時は、とにかく安堵しました。

もちろん、妊娠がゴールではありません。「もう流産したくない」という気持ちはずっと胸の中にあります。

だからこそ、自分の体を大切にしながら、これからの妊娠期間もひとつひとつのステップを大事に過ごしていきたいです。

この記録が、同じように不妊治療に向き合っている方、悩みながらがんばっている方にとって、「ひとりじゃない」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。

これからも、治療や妊娠の経過について正直な気持ちとともに記録していきます。

本当に少しでも、僅かでもいいので、何かの参考になれば幸いです。